贅沢な自分時間を楽しめるガレリア御堂原。今回のブログは、その二階にある、国産無垢の一枚板を使用した広いバーカウンターと壁面に飾られたアートが目を引く「Hot Spring Bar」からの更新です。
バーで提供しているカクテルなどに用いられている、日本ならではの素材や製法で作られた国産スピリッツや地ビールをご紹介します。
TSUGUMI
まずは、麹でつくられたTSUGUMIというカクテルベーススピリッツ。
BARで楽しまれるお酒、特にカクテルベースはジン、ウォッカ、ラム、テキーラなどが有名ですが、TUGUMIはそれらのカクテルベースには属さず、日本酒や焼酎など日本ではメジャーなお酒に必要不可欠な麹をふんだんに使用した新しいスタイルのスピリッツです。日本の発酵伝統には長い歴史があり、その中で生まれたこちらのTSUGUMI。大麦麹だけを使用し作られた100%の全麹造原酒を使用し、発酵は日本のお酒造りならではの平行複発酵(もろみ造りのタンクの中で、米麹による米のデンプンの糖化、その糖分を酵母が分解するアルコール化という2つの反応が同時発生的に行われる発酵のこと)で行われています。
また、日本の香りをより堪能できるよう厳選された5つのボタニカルを使用。大分のかぼすにミント、四国のゆず、瀬戸内のレモン、三ヶ日のみかんの5つを使用することによって和のテイストを豊かに表現しています。すべてのボタニカルは旬の時期に収穫され、丁寧に一つ一つ手作業で加工、新鮮な状態で漬け込まれています。また、それぞれの特徴をより発揮させるため、浸漬も蒸留もすべてボタニカルごとに行われているそうです。じっくり漬け込むことによって薫り高い一本に仕上がるのです。
Hot Spring Barでは、そんな贅沢なスピリッツTSUGUMIを活かした一杯を提供しています。それがこちら。
ブラッドオレンジジュースを使用した真っ赤に染まる赤いカクテルです。
Koji Blood Orange (CHINOIKE)
TSUGUMIとブラッドオレンジジュース、そしてアロマティックビターズを使用した別府の観光名所「血の池地獄」をイメージした一杯。
ブラッドオレンジジュースのバランスの良い酸味とTSUGUMIの豊かな香りが口の中でふわっと広がる飲みやすいカクテルですが、アルコール度数はやや高めです。じっくりとお楽しみくださいね。
香立-KODACHI-
続いては、和歌山県で作られているJAPANESE CRAFT GIN、その名も香立-KODACHI-。
和歌山県産素材(スギの葉、ヒノキの木、温州みかんの皮、レモンの皮、山椒の種)とジュニパーベリー(西洋ネズと呼ばれる針葉樹の実)の組み合わせで、とても香り高く仕上がっています。
仕込みはすべて手作業でおこなわれており、梅酒をつくる製法と同じ製法を使用し、蒸留されています。それぞれのボタニカルの香りや特徴を出すため、漬け込むアルコールは無味無臭の純粋なものを使用。バランスよく抽出できたタイミングで原料を引き上げ、素材の香りが移った原液を、時間をかけてじっくりと蒸留。蒸留後は低温で一定期間熟成させます。できるだけ空気に触れないよう細心の注意を払い、やさしく攪拌(かくはん)。そうすることで、素材がもつ個性的な香りや風味を、全て逃さずジンの中へ閉じ込めることができます。
小さいタンクで“小仕込み”される香立-KODACHI-は、スギやヒノキを始めとするボタニカル素材の良さを最大限に引き出すための製法で作り上げられました。その香立-KODACHI-を使用した一杯はこちら。
KODACHI GIN TONIC
KODACHIとトニックウォーターのみを使用したシンプルなカクテル。
KODACHIの杉やヒノキの香りがふわっと口の中に広がるとともに、トニックの甘味と炭酸が絶妙。スッキリとしたテイストがお好みの方におすすめの一杯です。
奄美Rum ルリカケス
こちらは奄美大島の徳之島にある高岡醸造で唯一作られている純国産のゴールドラム、奄美Rum ルリカケス。
オーク樽で貯蔵されている琥珀色をしたラム酒で、香り豊かでデザートとして飲まれることが多いとか。
ロックで飲むと甘さがとても引き立ちますが、きりっとした喉越しで、後を引かないのが特徴です。ルリカケスという名前は奄美大島の徳之島に生息する鳥の名前からとったそうですよ!
奄美ラムキューバリブレ
奄美Rumとコーラとレモンスライス。
ふんわりと甘い奄美Rumとコーラの風味と炭酸が相性ばっちり。レモンスライスが全体の味をきゅっと締めてくれる、ほっとひと息つきたいときにおすすめの一杯です。
Oita Craft Beer モンキーマウンテン
最近はやりのクラフトビール。その土地で育てたものを使用するなど、それぞれ特徴のあるクラフトビールが各地で製造されています。アメリカのノースウエストで20年間ビール醸造をしてきたダレン氏が、九州、大分県の水はビール造りに適していると考え、2019年2月に醸造所をオープン。
約15坪ほどの敷地で、酵母からすべて手作りで一本一本仕上げられているこちらのモンキーマウンテンクラフトビール。6種類のビールが製造されています。その中で、Hot Spring Barで楽しめるのは、ペールエール、ポーター、レッドエール、カボスジンジャーエールの4種類。
軽めのビールペールエールは香りが立った、スッキリとした味わい。ポーターはデザートのように甘い、重めの黒ビール。Hot Spring Barのシュークリームやジェラートとのマリアージュをおすすめします。レッドエールはその名の通り、ちょっと赤みがあり、香りは少なめで麦芽の甘味を楽しめるビールです。そして、ジンジャーの香りと鼻からぬける大分県産のかぼすの香りが絶妙なカボスジンジャーエール。夏に飲むとひんやり、冬に飲むと身体がほかほかする不思議なビールです。
そのほかにも、
- あまおうフローズンダイキリ
- カボスフローズンダイキリ
- サフランジンネグローニ
など、特別なカクテルもご用意しています。
ノンアルコールのモクテルでも大分の味をお楽しみいただけますので、お酒が苦手という方もお気軽にお越しくださいね。
別府の繁華街を彷彿とさせる華やかな社交場のような空間 「Hot Spring Bar」で味わえる忘れられない旅先での一杯とともに、あなただけのゆったりとした特別な時間をお過ごしください。
Hot Spring Bar
住所:大分県別府市堀田6組 GALLERIA MIDOBARU
【営業時間】
CAFE TIME 12:00~16:00
BAR TIME 16:00~22:30
Hot Spring Barの詳細はこちら
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