大分県民のソウルフード「とり天」を、発祥の店で味わう

別府冷麺、だんご汁、やせうまなど、大分県には個性豊かなご当地グルメがたくさん。でもやっぱり一番広く愛されているソウルフードといえば、「とり天」かもしれません。

大分県民が愛してやまない「とり天」

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とり天とは、ひとことで言えば「鶏肉の天ぷら」のこと。

皮をとった鶏肉(胸肉やもも肉がよく使われます)に醤油などで下味をつけてから、天ぷらの粉をまぶして揚げます。見た目は唐揚げと似ていますが、唐揚げより油が少なくさっぱりしていて、重たくありません。そのまま食べてもいいですし、ポン酢や大分特産のかぼすをかけていただいてもおいしいです。

とり天はもはや大分では県民誰もが知る定番料理となっていて、レストランでも居酒屋でも食堂でも、たいていの飲食店にはとり天のメニューがあります。

じつは別府はとり天発祥の地!

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大分県全域で愛されているとり天ですが、じつは別府が発祥の地。1926年(大正15年)、大分初のレストランとしてオープンした「東洋軒」のメニューに登場した「炸鶏片」が元祖だと言われています。

東洋軒を開業し、とり天を考案した宮本四郎氏は、もともと帝国ホテルなどで腕をふるったフレンチシェフ。別府観光の父と言われている油谷熊八氏に熱心に口説かれ、別府「亀の井ホテル」初代料理長に就任しました。数年後には「東洋軒」をオープンし、たちまち話題の人気店に。のちに大分のソウルフードとなるとり天を生み出しました。

元祖とり天の店「東洋軒」へ

Toyoken Sign

とり天は大分中あちこちで食べられますが、せっかくなので発祥の店「東洋軒」まで足を運んでみました。

12時前に向かいましたが、すでに人がいっぱいで行列になっています。さすが元祖とり天の有名レストランです。20分ほどでなかに入ることができました。

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入口には、名だたる著名人たちのサインが。お店の愛されぶりがわかります。

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こちらが本家とり天定食。お値段は1,250円です。単品だと1,000円、お持ち帰りが834円となっていました(価格は2020年8月現在)。

さっそくいただいてみると、衣はサクサクと軽やかで心地よく、なかの鶏肉はふわりとジューシー。特製醤油とにんにくの旨みが染み出て、お口のなかでじゅわっと広がります。不思議と重たい感じもなく、まさに絶品でした。ポン酢との相性も抜群。

Toyoken Restaurant

店内では、東洋軒オリジナルのかぼす酢醤油やとり皮天なども販売していました。お土産におすすめです。

住所:〒874-0919 大分県別府市石垣東7丁目8−22

【営業時間】
月〜金曜日:11:00-15:30, 17:00-22:00
土曜日&日曜日:11:00-22:00

電話番号:0977-23-3333
公式HP:https://www.toyoken-beppu.co.jp

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